歳の差夫婦の現実
年の差婚が巷で話題になることが多い昨今ですが、おじさん目線で見たときに、恋愛は年の差の壁をどこまで乗り越えられるのでしょうか?
婚姻数の実績という指標で見た場合、厚生労働省「初婚夫妻の年齢差別にみた年次別婚姻件数及び百分率」によると、2020年に結婚した婚姻総数292,214組に対して、妻の年齢が夫より7歳以上若い夫婦は30,880組であり、10.6%でした。年によって振れ幅はあるものの、水準は50年以上前から余り変わっていないようです。
結婚(前述のデータは初婚)相手を歳の差で選択してしまうと、それなりに狭き門になってしまいそうです。
年の差カップルとおじさんの夢
女性は、交際相手との年齢差をどのくらい気にしているのでしょうか? LoveMA!「【恋人との年の差は何歳までOK?】男女500人アンケート調査」(内、女性345人)によると、「付き合う際に年の差を気にする?」との問いに、「あまり気にしない」(32.5%)と「全く気にしない」(8.1%)を合わせると、40.6%の女性が年の差に対して寛容なようです。
また、マイナビウーマン「カップルの年の差は何歳までOK? うまくいく年齢差とメリット・デメリット」によると、「年が離れた男性と付き合うのはありですか?」との問いに、79.8%もの女性が「あり」と回答しています。何と勇気付けられるアンケート結果でしょうか!
女性は想像以上に、年上の男性に対する許容範囲が広そうだということが分りました。それでは、何歳上までならOKなのでしょうか?
前述のLoveMA!の調査によると、「恋人との差「年上」の許容範囲」との問いに、「10歳以上」と回答した女性は24.3%でした。一方、マイナビウーマンの調査によると、「年上彼氏との年の差は何歳までが許容範囲?」との問いに、「10歳」以上と回答した女性の総数は約64.1%にも上り、「20歳以上」の回答も9.9%ありました。そもそも女性は、とても寛容で、心の広い生き物なのかも知れません。
歳の差カップルの現実
年の差のある年下女性と付き合うために、おじさんは何に気を付ければいいのでしょうか? この答えを紐解く第一歩として、年下女性が年上男性に何を期待しているのかを見てみましょう。
【年下女性から見たメリット】
- 包容力がある
- 収入が多く安定している
- 金銭的な余裕がある
- 人生経験が豊富
- 精神的に頼れる
- かわいがってくれる
- 甘やかせてくれる
- ワガママを言わせてくれる
- 喧嘩が少ない
- リード上手
- 自分の知らない世界を知れる
- 逆切れしない
- 束縛しない
女性によって個人差はあるのでしょうが、内容的には概ね納得という感じです。これらを実践・演出できれば、年の差の壁を乗り越えられる可能性が出てくるようです。
次に押さえておいた方が良いのは、年下女性が年上男性に感じる不安を少しでも解消することでしょう。
【年下女性から見たデメリット】
- 老化が早い
- 体力がない
- プライドが高い
- 口うるさい
- 話が合わない
- 世代による価値観がズレやすい
- 頭の回転が遅い
- 記憶力が弱い
- 上下関係ができやすい
年齢的に仕方のない項目もありますが、心がけと気持ちの持ちようで、解決できそうなものもあります。女性から見たときのメリット・デメリットが明確なだけに、対策を講じることができるかも知れませんね。
人生100年時代、おじさんだってまだまだ成長できますからね!